未成年者飲酒防止のキャッチコピーは変？「ダメなものをダメ」と言えない大人の現状
ビール酒造組合が作成したポスターの「社会がNO！ルールだからNO！」というキャッチコピーが話題になっているようです。この話題からダメなものをダメと言えない大人達の現状が見えてきました。
ビール酒造組合が未成年者飲酒防止を呼びかけるポスターのキャッチコピーが話題となっています。
▼キャッチコピーがストレート過ぎ（？）
▼ビール酒造組合は大手ビール会社（５社）を会員とする組織
｢STOP!未成年者飲酒｣プロジェクト｜ビール酒造組合
ビール酒造組合(会長代表理事:小路明善)及び会員であるビール 5 社(アサヒビール(株)・キリンビール(株)・サッポロ ビール(株)・サントリー酒類(株)・オリオンビール(株))は、未成年者の飲酒防止を目的として平成 17 年より「STOP!未成年 者飲酒」プロジェクトを展開。
昨年も、春期(4月)に引き続き12月に冬のキャンペーンを実施。
本プロジェクトでは未成年者飲酒防止を呼びかけるメッセージを毎回作成全国9エリア(首都圏、中京地区、京 阪神地区、四国地区、札幌市、仙台市、広島市、福岡市、那覇市)で発信しております。媒体につきましては、交通広 告(駅貼り・ステッカー)を中心に、トレインチャンネル・インターネット広告等にも引き続き出稿。
出典 http://www.brewers.or.jp/contents/pdf/stop.pdf
昨年5月に実施した調査では春の「STOP! 未成年者飲酒」キャンペーンの認知度は8割を超えており確実に成果を挙げている。
▼どのような観点からこのメッセージを作ったのか？
「なぜ、未成年者の飲酒はいけないのか」を、主に未成年者の身体への影響の観点と、未成年者を取り巻く社会の観点からメッセージを作成
出典 http://www.brewers.or.jp/contents/pdf/stop.pdf
『脳がNO!からだがNO!』・ 「つきあいが悪い」なんて言われたってどーでもいい。一生つきあっていくこの脳と内臓のほうがだいじなんで。
出典 http://www.brewers.or.jp/contents/pdf/stop.pdf
・ 「20歳までお酒はダメ」って言ってたの、世間体じゃなくて、わたしの体を気にしてくれていたんだね。
・ 知っていましたか?医療が発達した現代ですら、未成年者飲酒によるダメージは治すことが困難なのです。
・ あなたの脳や内臓は何も言いませんが、未成年者飲酒に100%反対なはずです。
『社会がNO!ルールだからNO!』・ 10代にお酒を勧めるセンパイは、一発退場!大人として、ありえません。
出典 http://www.brewers.or.jp/contents/pdf/stop.pdf
・ まだ10代のウチの子にお酒を飲ませようとする奴は、法律も許さないし、私も許さない!!
・ いつの間にか大人になってる親せきの子。お酒を勧めるまえに、「いくつになった?」と聞いてください。
・ ひとりが破ると「まあいいだろ」になってしまいそう。「ちょっとひとクチ」も、みんなでNO!
▼様々な意見がありますが「説得力がない」との意見が多いようです
▼なぜ「ダメなものをダメ」と言ってはいけないのか？
尊敬できる人格を持ち、また子供に対する愛情や配慮もそなえた親が「ダメだからダメ」というのなら、子供としては素直に聞けるでしょう。
そうでない大人が同じことをしようとしても無理です。と言うか、それはしばしば迷惑です(笑)
大人の勝手な理由で「ダメなものはダメ」と言うことは実際よくありますし、そういうことは感じ取れるものですから。
普段勝手なことを言っておきながら、たまに正しいことを言ってもそれは受け入れられないでしょう。それこそ「ダメなものはダメ」
出典 ダメなものはダメ : 帰来堂
